記憶の底に隠れる前に
気になる言葉から日常話まで
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作品情報:「WEAK WALKER」(原稿用紙換算 40枚)
著者:須賀 琉(すが りゅう)さま
サイト:ひなたびより
http://korobine.nomaki.jp/
作品の場所(2007/6/28現在):ss ◇掌編・短編 小説◇
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社団法人G's Lが主催するJOURNEY-Fというゲームに参加する青年の話です。
ただしこのゲーム、ひたすら進むことが条件のはっきりしたゴールの見えないゲームだったのです。
移動手段は「歩く」か「走る」。
主人公は歩き、友達の槙本くんは走ります。
そこに生き方のズレが出てきて、同じ方向を向いているのに違う結果が生まれます。
そもそも、歩くと足がポンプの働きをして、血流が良くなります。
すると身体にいいし頭もすっきりする。
自分の足で進んだことに対する達成感は、徒歩旅が一番得られるのではないでしょうか。
遠くに行ったというより、自分でここまで来たというのは、かけがえのない体験だと思います。
ゲームでありながら、自分と向き合いながら続いていく旅。
切り離した筈の日常がふと陽炎のように現れては消えていくのが印象的です。
画面に映るような冒険はないかもしれない。だけど日常は冒険以上に面白い。
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