記憶の底に隠れる前に
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DriftersをUpしました!
Category 製作日誌
ひさびさの更新になりました。
本当は「異界の境界の緑 十四話」も同時更新する予定でしたが間に合わず……。
あと一息なので、今年中に更新できるよう頑張ります。
今回の短編は企画参加しているものです。
すおうさま主催のvillainは、悪にスポットライトをあてた競作企画です。
最初は思いつかなくて、今回は参加できないと諦めていました。
一ヶ月ほど経った頃、悪役が元気すぎて書けなかった話があったことを思い出しました。
時は二十世紀。その頃、私はSFを書いていました。
なんて懐かしいおもひで(笑)。
それにしても、悪役を主役にしていいという考え方は目からウロコでした。
すぐに決心しました。今も書けるのかどうかは分からないけれど、形にしてみよう。
そんなこんなで出来上がった悪役SFコメディです。かるーく読んでいただけると幸いです。
本日、一斉公開です。
本当は悪くない人から、本当に悪い人まで。
色々な悪人さんに出会えることを楽しみにしています。
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すすき野揺れる
Category エッセイのようなもの
だけど、実は記憶の中にある野原は、すすき野だったりします。
錆び付いたブランコがある公園の傍の、小さな空き地に秋がくると行きました。
ぬかるんだ土に足をとられながら、ざわざわと揺れるすすきをかき分けて進みます。
ようやく抜け出した時には、とげとげの付いた種を腕に沢山着けていたりして……。
何だか分からないけれど愉快で、必要もないのに通ってしまう野原。
車が走っていることも気が付かないくらい、風の音が近くに感じられる場所。
何度刈られても復活してしまう、強くてやっかいで愛おしい空間。
誰かがいた筈なのに、人の気配を思い出せないのは、風に飲み込まれていたからでしょうか。
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御題・台詞配布サイト 雪花の舞に謳い給う。 さまからお借りしました。
場所御題 1空 2野 3町 4湖 5森
ひっかけるのがビニールひもというのが、少々情緒にかけますが、
陽の光に照らされたオレンジのゆらゆらは、冬の始まりを実感できてわくわくします。
それで保存食づくりに火がつきました。
ゆずをこれでもかと搾り出して、はちみつを混ぜます。喉にいいです。
柿の皮は漬物用に、ゆずの皮はお風呂に浮かべるために、干物ネットで干しました。
いま、じゃがいもを蒸しているので、この後「いももち」を作ろうと思っています。
すり潰したいもに片栗粉をまぜて、まるめて揚げる郷土料理です。
何だかわからないまま、家の中でばたばたと収穫祭が行われているようです(笑)。
こたつは出しましたが、パソコンを使うときは入ることができません。
こういうとき、デスクトップって不便かも…。
指が抜けている手袋を買おうと思っていたのですが、肝心の指先が温まらないことには意味なしです(笑)。
そこでいいものを見つけました! 中がジェル状になっているアイマスクです。
温めてキーボードの前にべろんと置けば、いつでも指が温められる。
何でこれに気がつかなかったんだろう…。
ちなみに電子レンジよりは熱湯で温めたものの方が、持続します。
これも不思議。
「それがなくても食えるもので、お金を貰っていくのは大変なことだ」
北野武さんが誰ピカでしみじみと語ってらっしゃいました。
さすが監督だなーと思いながら、ふと考えました。
「それがなくても食えるもの」に費やす時間の何と多いことか。
例えお腹がいっぱいだとしても、色々なことは起きるから、
それに立ち向かうために、笑いあうために、「それはある」。
必要不可欠ではないけれど、ないよりはあったほうがいい。
気の早い新芽を見ながら、小さな詩集を読みながら、ぼんやりそう思います。