記憶の底に隠れる前に
気になる言葉から日常話まで
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分断されていない空
Category エッセイのようなもの
空の写真が撮りたくて、電線のない場所を探しにドライブに出かけました。
大きな道路からそれて、小さな田舎道を進みます。
きっと、ここなら無粋な電柱も見当たらないと信じて。
けれど、考えは甘かったようで、そこに家がある限り、電線が空を分断していました。
一時間近く、曲がりくねった山道を上り続けて、ようやく理想的に辿り着きました。
見晴台からは、電柱も電線も遥か下に見えます。
見上げると、細く長い茜色の雲がいくつも積み重なるように泳いでいました。
思ったより時間がかかったので、写真を撮るには暗すぎます。
それでも、自由で心地よい空気が流れていました。
カメラを下ろすと、夜に変わろうとしている空へ、涼やかな風が吹いていきました。
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御題・台詞配布サイト 雪花の舞に謳い給う。 さまからお借りしました。
場所御題 1空 2野 3町 4湖 5森
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