記憶の底に隠れる前に
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「窓側が満席なので、通路側でもよろしいでしょうか」と聞かれます。
「はい、いいです」と答えながら、内心ほっとします。
旅は好きですが、飛行機は苦手です。
離陸の瞬間が最も気持ち悪くなるポイントなので、普段は文明の利器にどっぷり浸かっている現代人なのに、両手を組んで祈ってしまいます。
もちろん、外なんて見ている余裕はありません。
窓側が空いていても避ける私には、窓側は空いていないほうが有難いのです。
しかし、強敵が現れました。
行きの席をとるときに、帰りの席までとっておいてくれるというので、お願いしたところ、
「帰りは窓側をとっておきました」という、高らかな宣言。
笑顔は素敵だけども…だがしかし…。余計な事は、やーめーてー(絶叫)
それでも好意ですからね。なるべく窓を見ないようにして帰りました。
気配りって難しいと思った瞬間でした。
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Xiang-ge-li-la! 改稿終了
Category 製作日誌
一月かかってようやく改稿が終わりました。
かなり加筆しましたが、おおもとは変わっていないと思います。
テーマは『話せば分かる!』。これをコミカルにしたのが間違いでした。
几帳面な主人公の独白、笑いも含めた滑稽な話、のつもりだったのですが、デフォルメしすぎで言葉が足りない。
取り残された世界で、必死に目の前の出来事と戦う彼女達を真っ直ぐに描こうと思い、改稿を始めました。
大きな変更は矛盾点のあった「リンリンとすずちゃんの喧嘩の理由(第8話)」「残留組の条件と葛藤(第14・15話)」です。
全体量は原稿用紙111枚から165枚。当社比1.5倍になっております(洗剤メーカーみたい…)。
何倍になるかとどきどきしていましたが、これなら(ぎりぎり?)『改稿』の範疇内だと思われるので、ほっとしています。
正直、励ましの言葉がなければ、ここまで書ききれなかったと思います。
お陰さまで完成することができました。ありがとうございます。
本当に書いていて良かった。そんな作品になりました。
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須藤真澄さんの暴走する親バカっぷり
Category すきなもの
須藤真澄さんの作品を初めて読んだのは「アクアリウム」だったと思います。
夏休み、いつものように遊びに行った友人宅で、ごろごろしながら見ていました。
パッチワークのような味のある線だなという印象を持ったのだけを覚えています。
ゆず(秋田書店 文庫)を読んだのは最近のことです。
最初は可愛い漫画だなと思ったくらいでした。
友達の家で産まれた子猫を貰うところから話は始まります。
子猫のゆずは、学習能力に乏しく、喧嘩が弱いけれど、元気で丈夫。
一緒に暮らしているうちに分かったことは、見た目は可愛く、態度はデカイ。
ゆずもモチロン可愛らしいのですが、初めて猫を飼うという、須藤さんの暴走っぷりが、もう微笑ましいです。
「まいっかあ~~~ のーみそコメツブ大でもぉ その気になりゃ米粒にだって お経書けるんだし」
「よいこにしてればうちへ連れて帰ってくれると コメツブ大の のーみそをけずって必死で考えたのだろう これを吟醸と言う」
可愛い可愛いと言いつつも、この言いっぷり。
おバカな子ほど可愛いのです。
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90%出来たは「未完成」
Category 製作日誌
「これ、あとちょっとなんだけどー」ということが。
90%は完成じゃないそうです。
ええ、頭では分かっていますが、少しくらい喜んじゃダメでしょうか…。
「そこで終わったと思うな。最後までさっさとやれ」という愛のこもったお言葉です。
スパルタだったなー、あの時代は(遠い目)。
Xiang-ge-li-la!の改稿…というか加筆は全て終了しました。
後は誤字脱字のチェックと、章をまたいで表現が重複していないかと、
もっと魅力的な言い回しに変更出来ないか…まだ、かなりありそうです。
目標は9/5!(本格的に改稿を始めてから一ヶ月後)にUP…出来たらいいなぁ。
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秋のレブンウスユキソウ
Category すきなもの
夏の花でエーデルワイスの仲間です。
とても小さな花なので、地面に張り付くようにして見てしまいます。
七月は真っ白な花を見せてくれたのですが、
八月になると、枯れているんじゃないかと思うような色に変わってしまいました。
それでも健気に立って島風に耐えている姿を見ると、良く頑張っているなーとしみじみ思います。
全盛期の白いお花畑もいいけれど、長く咲いているこの花には、ものすごく励まされます。