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記憶の底に隠れる前に

気になる言葉から日常話まで
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「コウモリ学園書道部」あとがきのようなもの
コウモリ学園書道部 「閉校式は拍手喝采3」をUPしました!

最終話が異様に長くなってしまいました。
別仕立てにする予定だった後日談を足したのが原因です。
学園はなくなっても、アカネたちのお話は終わらないと思ったので、この形にしました。
ドラマの最終回90分スペシャルのようなものだと、笑って頂けたら幸いです。

以下、あとがきのようなものです。反転すると文字が出てきます。

「あの校舎、今は塾として使われてるんだって。卒業証明とか必要になったらどうする?」
地元に残った友人からそんな話を聞いたときは、冗談かと思いました。
今の時代、母校も無くなるんですねー(笑)。
ずいぶん前の卒業生はのんきにかまえてしまいましたが、在校生の気分ってどうだろう?
そんなきっかけから生まれたお話です。
実際のところは分かりませんが、きっとこんな感じの後輩たちが、のーてんきに過ごしてくれたんじゃないかなと思います。

作中に出てくる「五福」ですが、ひとつひとつの福については色々な説があるので細かい説明はさけました。
私としましては「人生で考えられるあらゆる福」という解釈が一番気に入りました。
それだと、人によって福の形が違うのも分かりますからね。

最後になりましたが、この賑やかな学園コメディにお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
どうか、みなさんのもとにも「五つの福」がありますように。


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ミーティング

ユースホステルに泊まるとミーティングというものがあります。
夕食後にお茶でも飲みながら、お話でもしましょうということで、旅の情報交換を中心とした会話が行き交います。
このミーティング。日本特有な上に街中のユースではないことが多く、談話室に話したい人だけ行ってくださいというところもあります。
常連さんだけで固まっていたりすると、さすがに避けますが、長い期間の一人旅同士だと、話が盛り上がって楽しいです。

ユースは男女別の相部屋が基本なので、私の場合、一人でいたいときは最初からビジネスホテルをとります。
宿泊費が安いからといって、無理をしては人も自分も楽しくないですからね。
逆にユースに泊まるときは、長々と話す準備が整っていたりします(笑)。

どういうところを回って来たか、これから何を見に行こうとしているのか。
同じ目的があるから、旅を楽しみたいと思う気持ちは一緒だから、話がはずみます。
夜遅くまで話して、翌日、別々の場所に出発する。
次の年にまったく違う場所で再会なんてすると、そりゃもう感動します。
いくつもの分岐点を通り、連絡先も知らない人と偶然の再会をするということは、今までの自分の道が一本に繋がったような気がするのです。

ただすれ違っているだけでは、こんなに感動しないと思います。
話すということは、想像しているより大きなきっかけと可能性を残してくれるんですね。

消え行くもの
新語辞典「イミダス」(集英社)が休刊になってしまいました。
2007年度版を最後にWeb版に切り替えられるそうです。

イミダスと言えば、完璧なネタ帳でした。
特にネーミングに関しては、絶大な威力をもって助けてくれました。
「一見、意味のないような言葉なのに、音が綺麗な名前」をつけるには最適だったのです。
専門知識がなくても、沢山の専門用語を調べられますからね。

あとは、押し花の重石とか、枕とか、踏み台とか、結構色々な用途がありました(笑)。
紙ものがなくなってしまうのは、時代だから仕方ありませんが、ちょっと寂しいです。
One Cut Comicalize 応援中
1CCさま主催 「One Cut Comicalize」 は小説の一場面を、
複数の作画者さまの手で漫画化(コミカライズ)してみようという企画です。

応募のあった原作から、投票で選ばれた一作品と作画者さまが選んだ一作品が漫画化されます。
一場面でどれだけ魅力が出せるかというとても面白い視点のもと、沢山の力作が集まっていました。
本日、投票結果が出ましたので、作画者さまが一生懸命作成されていることと思います。
漫画発表は10月10日! 完成を楽しみにしつつ、影ながら応援しています。

私も原作応募(受付No.11)させて頂きましたが、漫画化には至りませんでした。
投票して頂いた方々と、投票結果を丁寧に教えて下さった1CCさまに心から感謝しています。
応募した「異界の境界の緑」は内面世界への旅という、イメージが難しい作品でしたが、
ご投票頂いたことで書き続ける自信にも繋がりました。
本当にありがとうございました。

色々な企画に参加させて頂くのは面白いです。主催者さまは大変だと思いますが…。
普段お付き合いのないサイトさまも沢山いらっしゃるので、またお邪魔してみようと思います。
路地裏の吸引力

何の変哲もない商店街に、ふと手描きの小さな看板を見つけました。
「向こうから自転車が来てもすれ違えないだろうな…」と思えるような細い道を通っていくと、小さな雑貨屋さんに辿り着きました。

靴を脱いでスリッパに履き替え、六畳ぐらいの店内へ。
キリンの首が持ち手になっているマグカップやのれんや日本手ぬぐい。
ビーズのアクセサリーから古布のくるみボタンまで、手作り感とこだわりに溢れた品揃えでした。
奥が小さなカフェになっているのもポイント高し。

このパターンで見つけた店はインド雑貨店から蕎麦屋まで(笑)。
路地裏探索はこれだからやめられません。

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