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記憶の底に隠れる前に

気になる言葉から日常話まで
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時間差のある会話
異界の境界の緑 「第七話 木支(エダ)」をUPしました!

長かったです…。かなり、苦戦しました。
途中で分けてしまおうかとも考えたのですが、流れ的に分けるのもおかしい。
見た目のバランスは悪くなりますが、話としてはここまで続けたかったのです。


書くということは一方的に見えるようで、実は会話とそう変わらないと思います。
メールや葉書やちょっとしたメモ。そして小説も、相手に何かを伝えたいから書くわけです。
サイトに遊びに来てくださる方には感謝の気持ちでいっぱいです。
それが何度も重ねてくださっていると、ああ、もっといいものを書かなくては、伝える言葉を磨かなくてはと思います。
時間差のある会話だけに、気をつけなければならないことは沢山ありますから。

でも、毎日がすごく楽しいです。
やっぱりサイトを開いて良かったなぁとつくづく思います。
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別世界の入り口
風に揺られて動くものが好きです。

例えば、クリーム色のレースのカーテン。
葱科の細い葉っぱ。
形を変えながら流れる雲。

舞いながら水辺に落ちる花びらなんてのもいいですね。
予測がつかないからこそ、ぼんやりと眺めることが出来る。
それは別世界への入り口。

ふと、気が付いたら夕方だったりして、かなりやばいです。
ああ、でもたまにはいいかなと思い、この入り口はいつでも開けっ放しです。


至天と異境
なんとなく生存確認ちっくになってきたこのブログ。

本日は「至上の天上の青(至天)」と「異界の境界の緑(異境)」のお話です。

この二つの作品は、同じ世界の違う島での旅を中心にしたファンタジーです。

実は当初の「至天」はそれはそれは長い話で、主人公のエンレイが13歳~25歳ぐらいまで続きました。
舞台はセイトーロから始まり、いくつかの国を回って、大陸にも行きます。
ただ、いくらなんでも長すぎて、テーマが入り混じってしまったんですね。
それで、「生と死」というテーマだけに絞り込んで、登場人物も削りました。

その時、削られてしまったのがソドウとハクシャの話。テーマは「内と外」です。
出来るだけ登場人物の使い回しはしないことにしています(手抜きっぽいので……)。
「至天」の第一話でシエルが舟で送って行った村人の一人が、「異境」の主人公・ソドウですが、彼の名前は「至天」には出しませんでした。
だから、二つの作品は片方だけで読んで頂けるようになっています。

「至天」の主人公・エンレイとカビラが10代なのに対し、「異境」の主人公ソドウとハクシャは20代。
その違いも描けたらいいなと思っています。



水の導き
「人は水によって見知らぬ故郷へたどり着く」
カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)

この「見知らぬ故郷」という言葉の響きが好きです。
私は転勤族の家に生まれたため、故郷という感覚はもっていません。
小さい頃、ずっと欲しかったのは幼馴染と田舎。
地元で暮らしてきた人から見ると、おかしな事なのでしょうね。よく笑われます。

心の中にきっとある見知らぬ故郷。
旅を続けながら、いつかそこへたどり着けることを願っています。
隣は何をする人ぞ
小説を書くときに必要な資料は図書館で借りています。
ネットで調べることもありますが、じっくり考えたいときやイメージを固めるときは紙ベースが一番いいです。
しかしながら、毎回貸し出しカウンターでどう思われているのか、気になります。

今回は「異界の境界の緑」のための資料。
山積みにされた木材関係の本は「一体、何屋だ」といいたくなるような品揃えです。
視線が痛いので、列が出来ていないときを狙って並んでいます。
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