記憶の底に隠れる前に
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「降り注ぐ」雨
Category エッセイのようなもの
お題をお借りして、エッセイのようなものを書いてみることにしました。
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「降り注ぐ」雨
ようやく夏空に飽きてくれたのか、秋の気配がなんとなく顔を覗かせてきました。
大気が不安定なのか、空模様が移り変わり続けています。
太陽が沈む頃、茜空があっという間に灰色に染まって、空気が湿気を纏います。
慌てて折りたたんでいた傘を取り出すと、小さな雨粒が次第に列をなして真っ直ぐ降りてきました。
焼けたアスファルトに降り注ぐ雨。
流れるでもなく、吸い込まれるでもなく、跳ねかえることもなく、ただ静かに落ちていきます。
そして、小さな打ち水を終えると、何事もなかったかのように雨雲は風に押されて旅立ちました。
残されたのは、艶やかに光る地面だけ。
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御題・台詞配布サイト 雪花の舞に謳い給う。 さまからお借りしました。
その他御題 「降り注ぐ」 1雨 2雪 3花 4光 5音
最近、うちの生ゴミを荒らす「ちびノラ」さんがいます。
隣の家で飼っているラブラドールの前を通り道に決めている、ちょっとのんきな猫です。
カビたパンをゴミ袋に入れていたら、青カビの部分だけを食べていました。
同じ袋に入っている魚の骨には見向きもしない変わり者です。
ゴミを置いている倉庫への「猫専用出入り口」がどこにあるのか分からないので、フタ付きポリバケツにゴミを入れることにしました。
それから二日後、全く来なくなりました。
毎日追い払うのも面倒くさいけど、来ないとなると、ちょっと寂しい今日この頃です…。
銀座で養蜂が行われているそうです。
パリで行われていたのは知っていましたが、まさか日本でも行われていたとは!
NPO法人 銀座ミツバチプロジェクト
街中で採れたはちみつが、普通のはちみつより美味しいなんて、驚きました。
(好みの問題もあるとは思いますが)、一種類の花の蜜より、味が複雑になるそうです。
確かに街中の花壇には様々な花が溢れています。
蜂にとっては、ビルが立ち並ぶ街だってお花畑なんですね。
都会でも自然を切り離して考えなければ、もっと優しく生きられるんじゃないかなと思いました。
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行っても帰れないところ
Category きになる言の葉
テレビを見ていたら、80代のお婆さんがそう言われていました。
これまで、沢山の人をおくってこられたのだと思います。
逝った人たちのことを考えると、「良いところ」であって欲しい。
だけど、「そこに居た人が居なくなったこと」に慣れることはなくて、日に日に寂しくなってしまう。
自分も出来ればいつまでも子供や孫たちと一緒にいたいけれど、いつかは別れるときがくる。
それを全て含めた上での言葉だと思いました。
深いです。でも思いやりのある言葉です。
こういう年の取り方をしたいです。
すぐには無理でも、まだ、何十年かあるから。出来るかな~、出来るといいな。
ブログに書くにはちょーっと重いかなと躊躇しましたが、脳みそに引っかかってしまったので書きました。
焼き物を作るのが好きです。
ただ、自己流な上に教室に通っているわけでもないので、陶芸とは言えません。
「土いじり」とか「土あそび」というほうが合っている気がします。
作り方もでたらめなものです。
「土がなりたい形になってくれる」なーんて言いながら、てきとーに台に打ちつけて形を作り、彫って出来上がり。
最終的には「これを狙ってたんだ」と言う私に、深い考えなどありません(笑)。
三十分くらい形を作ってみて、出来ないときは「んー、今日はダメ」とあっさり諦めます。
やり直しが簡単なのも有難いです。
どうやら、土の温度が好きみたいです。
冷たくてぺたぺたしているのに、練っているうちに手から体温が移ったりするのも、乾かしている途中の少しざらついている表面も好き。
出来上がったものは、重くてゴツゴツしているので、器なら使いづらいと思いますが、オブジェなので気にしません。
焼きしめ(素焼き)にして、庭の鉢植えの間に置くと、まぁそれなりに見ることが出来ます。
実用的なものはプロの作品を買う。売ってないものは作る。
車で一時間のところに、小さな焼き物の町があるので、土や絵の具はいつでも買いに行けます。
素人でも土が手に入りやすいところに住んでいて良かったと思います。